〜美味しい店の独り言〜

明日のヒントに

18.食の進化なのか?

 


江戸時代から庶民が、気軽に食べられる屋台。
そこから生まれた「寿司」「天ぷら」「蕎麦」。
特に寿司と天ぷらは、握りたて、揚げたてが美味しいのでカウンターで目の前で調理するスタイルが発展。ところが商売としては欠点が…。同時に相手に出来るのが最大6〜7人。回転も悪く、売上が上がらない。必然的に高級店はどんどん客単価を上げていかないと生き残れない。
※個人店で頑張ってきた、カウンターの天ぷらを一品ずつ揚げてくれるような定食屋が絶滅危惧種になっていくのは残念だが…。
すし屋は近年、回転ずしの台頭で日本人の一番好きな食べ物に。高級店も、ここ十年で様変わり。トップクラスの高級店でも2~3万円から食べらたのが、今は平気で5万円〜10万円を取る店が主流に。
高級和食、寿司店でも高級ワインを置き、客単価のアップを狙う店が多くなってきた。ワインは何十万円もするボトルを飲みたがるリッチなお客が多いようだ。

高級化が進むことで良いこともある。素材の厳選や調理技術進化は目を見張るものがあり、世界に誇れる日本の料理に。
※「寿司にも和食にもワインが合うね」…

良いも悪いも、日本料理は3つ星を求めて走り続けて行くのは仕方ないですね。